『スコッチウイスキーとは』 スコッチ入門編【後編】
【後編】
ブレンデッドウイスキーとグレーンウイスキーについてのお話です。
シングルモルトってフレーズが出ると、必ずブレンデッドというフレーズも漏れなくついてくる、そのくらいモルトウイスキーとブレンデッドウイスキーは切っても切り離せない関係と言えるでしょう。
まずはグレーンウイスキーから説明します。
🔸グレーンウイスキー
ブレンデッドウイスキーを作る際に、モルト原酒と混ぜ合わせて味や香りのバランスを取る為に用いられるウイスキーです。
どの蒸溜所でもグレーンウイスキーは製造されてます。
一昔前は混ぜ専のウイスキー的な存在でしたが、近年はシングルモルトと同様、『シングルグレーン』という呼び名で、単体で飲まれることも増えてきました。とは言え商品数は少ないし、言い方悪いけど、やっぱその殆どがブレンデッドウイスキーを作る際に用いられる調合用ウイスキー的な存在です。
みなさんご存知『知多』なんかはシングルグレーンの代表すね。
モルトウイスキーみたいに癖や個性が強くなくクリアなのが特徴。
🔸ブレンデッドウイスキー
代表的な物だと、バランタイン、シーバス、オールドパー、ジョニーウォーカー、デュワーズetc、とにかくいっぱいあるよね。
ご存知の通り、比較的モルトウイスキーより安いし、味はモルトの個性を和らげてバランスの取れた仕上がりなのが殆ど。
ブレンデッドウイスキーは、モルトを掛け合わせてそこにグレーンウイスキーを配合して作られるウイスキーです。
例えば
●バランタイン17年にはスキャパ・ミルトンダフ・グレンバーギー・グレントファーズ
●ジョニーウォーカーブラックにはカーデュ・タリスカー・ラガヴーリン
●シーバスリーガルにはストラスアイラ・グレンリヴェット・ロングモーン・ベンリアック
てな感じで、ブレンデッドウイスキーには幾つかのモルトが合わせられて、モルト個々の持つ個性・癖を活かしつつ、グレーンウイスキーとの配合によってバランスの取れた形に仕上げられるわけです。
コーヒーのブレンドと全く同じです。
当店のブレンドコーヒーは、ブラジル・サンアントニアショコラを50%、グアテマラSHBとケニアAAを20%、残り10%でバランスを取りパンチを加える為にインドネシア・ロブスタ種を合わせてます。
まさにブレンデッドウイスキーを作る際のモルトとグレーンの配合と同じです。
各ブレンデッドに最も多い比率で用いられてるモルトをキーモルトと言います。
バランタイン17年の場合スキャパがキーモルトにあたり、当店のブレンドコーヒーの場合、ブラジルショコラがそれにあたるわけです。
①あなた(まぁまぁ癖アリ)
②佐藤さん(人間の鏡、紳士的な人)
③大野さん(臭い・アホ・もはや癖しかない)
④グレーンさん(癖のない優等生)
あなたがこの4人を集めてバンドを組めば、それもブレンデッドウイスキーが作られる工程と同じですね。
話が少しモルトに戻ってしまいますが、モルトは地域によって味わいや香りや癖の強さが異なります。ラフロイグのように癖の強いモルトが多い地域、グレングラントのように飲みやすいモルトが多い地域、各地域の特徴については今回説明しませんが、各地域の壌土質の違いが最も大きな理由と言われてます。
そしてそれらをブレンドするわけですから、ブレンデッドウイスキーの仕上がりにもその違いはしっかり反映されてます。
わかりやすい物だとジョニーウォーカーブラック。ジョニ黒はブレンデッドの中でも割と癖のある銘柄ですが、上記したように、その中身はやはり癖の強いモルトをブレンドしてるからなのがわかります。
入門編なので、地域別モルトの特徴や製法等の説明はやめて、今回はこのくらいで終わろうと思います。
こうゆうテーマはヘトヘトなるよ😓
この入門編の説明でわからなかい人はもう理解をやめましょうw
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