『スコッチウイスキーとは』 スコッチ入門編講座【前編】
どーも。
北千住ROCKBAR 7th-chordです。
ついにこのblogを書く時がきてしまいました。めんどくさいテーマを打ってしまったと後悔してますがやるしかねぇ…。
こうゆうのはスコッチ蘊蓄タレに任せて自分はノータッチがベストなんですが、色々ありましてそうも言ってられないわけです…。
てことで、世界一分かりやすく、誰でも分かるように、スコッチとはなんぞやを説明します。
ウイスキーは、産地と原料によって大きく分けて5大と言われてます。
⚫︎スコッチ(スコットランド)
⚫︎バーボン(アメリカ・ケンタッキー州)
⚫︎アイリッシュ(アイルランド)
⚫︎カナディアン(カナダ)
⚫︎ジャパニーズ(日本)
で、今日はその中のスコッチウイスキーをメインに取り上げるんだけど、
スコットランドで作られたウイスキーはほぼ99%がスコッチです。樽の種類、作り方、地域は色々だけど、とにかく、種類問わずスコットランドで作られたウイスキーはスコッチと呼ばれます。
で、
スコッチには大きく分けて、
⚫︎モルトウイスキー(ブレンデッドモルト、シングルモルト)
⚫︎ブレンデッドウイスキー
⚫︎グレーンウイスキー
ってのがあります。
モルトにはシングルモルトやブレンデッドモルトがあって、シングルモルトウイスキーの説明をしながらブレンデッドモルトウイスキーの説明も合わせてしていきます。
🔷まずモルトウイスキーのモルトって何よと。
モルトとは、スコッチウイスキーの原料大麦の『麦芽』です。
その麦芽のみを原料にしたウイスキーを『モルトウイスキー』と言います。
🔸じゃ、よく聞くシングルモルトって何よ、って話だけど、
ひとつの蒸溜所で熟成されてるモルトウイスキーだけを合わせて瓶詰めしたウイスキーをシングルモルトウイスキーと言います。
代表的なところ、よく聞くところだと、ラフロイグ、アードベッグ、ボウモア、タリスカー、グレンリヴェット、グレンフィディック、グレン・フライ、はイーグルス。山崎、白州、その他いっぱい。
ここで勘違いしないでほしいのは、シングルだからって1つの樽のウイスキーではないよってこと。ここで言うシングルとは一つの蒸溜所って意味のシングルです。
各蒸溜所には幾つもの樽でモルトウイスキーが熟成されてます。めちゃくちゃいっぱいある。シングルモルトはそれらを掛け合わせて、配合して、ひとつの銘柄として完成させた物です。
シングルモルトは混ぜてない、という印象を持ってる方が多いでしょうが、混ぜる物がモルトのみというだけであって、シングルモルトも掛け合わせ、配合、つまり混ぜて作り上げてます。
例えば、あなたの家に、
5年モノのモルトウイスキーが樽で寝てます。
他にも10年モノのモルトウイスキー、12年モノのモルトウイスキーが樽で寝てます。
あなたがブレンダーになって、それらを掛け合わせて配合して味見して、よしコレや!!と出来上がったモノが『シングルモルトウイスキー』です。
いや〜、もうちょっと違うテイストを加えたいなぁ〜、って思って隣の佐藤さん家で熟成されてるモルトウイスキーを混ぜた時点で、それはもうシングルモルトウイスキーではなくなります。
それは、『ブレンデッドモルトウイスキー』です。
あくまであなたの家のモルトウイスキーだけで作った物がシングルモルトウイスキーで、他の家のモルトも合わせて作ったよーって物はブレンデッドモルトウイスキーというわけです。
ラフロイグ蒸溜所のモルトだけで作られた物が『ラフロイグ10年』だったり、
グレンリヴェット蒸溜所のモルトだけで作られた物が『グレンリヴェット12年』だったり、
あなたの家蒸溜所のモルトだけで作られた物が『あなたん家スペシャル12年』
です。
そして、あなたの家のモルトと隣の佐藤さん家のモルトを合わせて作った物が『あなたん家&佐藤さん家スペシャルブレンデッドモルト12年』
です。
めちゃくちゃわかりやすいでしょ?この説明でわからなきゃもう無理よw
でも、ちょっと待った、と、ここで疑問が生まれるよね。
そう。その10年とか12年てどうやって決めてんのよ。てことだよね。
上でも話したように、あなたは家にある5年モノのモルト樽と、10年、12年の3種類を掛け合わせて作ったわけだけど、瓶詰めして商品の名前として記される年数は、その掛け合わせの量比率ではなく、最も年数の深い物が表記として選ばれます。
例えば、
5年モルトを60パー、10年モルトを35パー、12年モルトを残りの5パー掛け合わせたとします。
その場合、一番配合量の多い年数が商品名に記されるわけではなく、配合量問わず最も高い年数を商品名に記していいと許されてます。
つまりたった5パーでも1パーでも(実際そんな少ない比率は有り得ないでしょうが)、12年モノが配合されてれば『あなたスペシャル12年』という商品名になるわけです。
えー、マジかよって思うよねw
だって、◯◯◯◯12年ってウイスキーなのに、実際は12年熟成のモルトより7年モルトの方が比率が多いことが往々にしてあるわけですから。
でも仕方ない、そうゆう決まりだからw
でも年数の高いモルトを多くしたからって美味しくなるわけではないんでしょうね。
5年には5年の荒々しさ、10年には味と香りのバランスの良さ、12年15年には円熟したまろやかさと香り、そうやって色んな顔があるはずです。12年を多くしたら荒々しさは薄れるし、10年だけを多くしたって仕上がりにユニークさがなくなるでしょうし、だからそこに正解はないんでしょう。多分ねw
コーヒーのブレンドと同じです。
スペシャリティコーヒーを掛け合わせて自分でブレンドコーヒーを作ったことがある人は共感出来る話だと思います。
後半はブレンデッドウイスキーとグレーンウイスキーについて説明します。
疲れたわ〜泣
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